Zwischendingmann

雑念をなんとなく残す場所

2012-01-01から1年間の記事一覧

主は来ませり

俺「え? もろ…なに?」彼女「もろびと!」俺「ん? で? そのあとは?」彼女「こ…ぞりて!」俺「続きは?」彼女「しゅ…しゅは…きませり!」俺「お前、何言ってんの?」というプレイがとても楽しいです。メリクリ。

振り向けば、屍体

合コンに行った友だちと感想戦をしていた。友人は女子からのアプローチを「マジで、ブスのムダ絡み」と言いのけ、親でも殺されたかのような勢いでバサバサと斬り捨てていた。彼が生きてきた軌跡には、きっと観念上の屍体がいくつもいくつも転がっているのだ…

ババアLINEについての考察

ババアにスマホを与えてはならない。奴らは返信どころか既読にすらしていないのに、次から次に違う話題をポンポンと連投してくる。送りつけて満足するのだろうか。コミュニケーションツールなどではなく、投書箱のように思っているのかもしれない。ババアLIN…

雑誌経験を振り返る

僕らの世代を代表する雑誌はなんだろう。メインストリームと言うと、大げさかもしれない。ただ、雑談の「元ネタ」になったり、ブームを形成してくれるような雑誌があっただろうか。もう少し上の世代になると、『ポパイ』や『ホットドックプレス』などの誌名…

運ちゃんの話が長かった

深夜タクシーのドライバーによる哀愁漂うご高説は、未来に伝えたい文化だ。彼らの十八番であるバブル期回顧録は滋味深く、なぜ落語の演目になっていないのだろうとすら思う。おそらく笑う人が少ないからだろう。 人間には、少しずつ擦り減っていき、いつしか…

出口のない家作り

拙いなりに自分で設計図を考えて、家を建てているつもりだ。途中経過をチェックしてもらっていると、上司から思いもよらないところに窓や部屋を書き足されることがある。たしかにおもしろい家だ。しかし、その部屋につながるような廊下を作るのにまた苦労し…

駅の近くを散策した休日

休日のカフェランチでもぶち込もうと、同居人ふたりと散策に出かけた。思えばこの家に引っ越してきて、全員が揃った休日は初めてかもしれない。駅の南口のほうまで歩き、良さげなお店を探していたがなかなか見つからないものだ。ギリギリ区内を標榜するわが…

春秋に富む僕たち

かつて若者だった人が、今の僕らを見つめて「春秋に富む」という。照れや謙遜を抜きにすれば、素直に受け入れられる気もする。僕らの行く先にはまだまだ幾度の四季が待ってくれているのだろう。 友人が仕事を辞めて、夢に向かって歩を進めるそうだ。進路を考…

ケータイをなくした女

昨日、飲み屋でケータイなくした女を拾った。最初に弁解しておくと、もちろんそこに下心などなかったし、実際に色気のある展開になるわけでもない。なぜなら、すごくいい子ではあったものの、顔がライオネル・リッチーによく似ていたからだ。 仕事が終わって…

サプライズが嫌い

プレゼントに高価なものを貰えるのは、もちろん嬉しい。嬉しいのだけど、高い割に使いづらいものなどザラにあるし「高ければなんでも喜ぶだろう」などと思われているのではないかと邪推すらしてしまう。こんなことを言うと「貰っておいてその言い草はなんだ…

月とそばと中国人

終電を逃してしまい、とりあえず腹を満たそうと駅前のそば屋に入ろうとした。入り口のガラス戸を見ると、閉店時間を少し過ぎてしまっていることに気付く。仕方ない。別の店を探すために立ち去ろうとすると、バイトの子だろうか、イケメンの中国人が店から出…

佐賀の盆こそがまともだ

連雀通りを歩いて帰っていると、電柱や家の敷地の隅になどに野菜が置いてあった。よく見ると、ナスやキュウリに割り箸を刺して牛や馬などの動物に見立ててある、アレだ。実物を初めて見た。どの角にも、わさわさといる。この町は大丈夫なのかと一瞬不安にな…

作って遊ばない

基本的に月に1回、仕事でワクワクさんみたいなことをやってる。もちろん、相方のゴロリなどいない。独りで黙々と工作の試作をしている。ゴロリなきワクワクさんがいかに異常者であるか、みんな一度だって考えたことなどないだろう。もくもくと手を動かして…

今月もやっと終わりが見えてきた

忙しさを山に例えるならば、これからゆるゆると下山をしていくところだ。しかしこれがまた、下山は下山で消耗を強いられる。終わりが近づくにつれて、早く終わりたい、早くシャバへ出たいと思い、名残惜しさなどは1ミリたりとも沸いてこない。沸くと言えば湯…

ゲイに掘られかけたのち、財布から一万円を抜かれていた

踏んだり蹴ったり、などという慣用句があるが、掘られかけたり抜かれたりという言葉にアップデートしてはどうだろう。ともあれ、泥酔など、するものではない。タイトルの詳細はまた気が向いたら書くかもしれないが、あまり長く覚えていたいような話ではない。…

自傷癖のある女の子と酒を飲んできた

僕はとうていその行為の理解者にはなれないが、だからといって自傷癖のある人を拒絶することもない。自分を大事にしなさいなどとは思うが、人の趣味にとやかく言うのもどうかと思う。 その子はどう考えても、人から心配されることを求めているだけだ。だから…

武道家としての心得

酔っぱらいの動きというのは、どうしてこうも不可思議なのだろう。平常運行では絶対にあり得ないステップや体さばきを見ていると「あぁ、きっと酔拳というのはとても強いのだろうなぁ」と素直に思える。泥酔した友人が繰り出す不思議な踊りからは、重力場の…

赤い目という名のカクテル

アサヒから発売されたレッドアイ缶がめちゃくちゃうまい。この夏はプレミアムモルツをお休みして、レッドアイを飲み続けようと思う。なぜこれまで缶でレッドアイが商品化されていなかったのかが不思議だが、最近のトマトブームの流れもあって、これは確実に…

オリジナルな気持ちなんてどこにもない

何かを書くときには、自分が思ったことを、自分の言葉で書く、というのを意識する。しかし人のまわしで相撲をとりたがる僕は、誰かの言葉に自分の言いたいことを仮託するのも好きだ。過去のブログを読み返すとよくわかる。そんなときにいつも僕の頭をよぎる…

べた惚れ、ギャン泣き、ダダすべり

早朝出社をしていると、業務課のおじさんに「朝早いね!」と声をかけられた。「ちょっと仕事が溜まってしまって。自分、仕事遅いんでしかたないんすよー」と答えたところ、「まぁ、それは、いろいろだよ!」と不思議な慰め方をされてしまった。いろいろとは…

魂が二つに分かれる

はじめのころは、地球上にはごくわずかな人間しかいなかった。でも今はこんなにたくさんいる。この新しい魂はどこからきたのだろう。答えは簡単で、転生するときに、僕たちは分裂することがあるのだ。魂は二つにわかれる。二つの魂がまた二つずつにわかれて…

大人ブランコの夜

ほろ酔い気分で帰宅途中、公園にあるブランコが目に留まった。なぜか惹かれてしまい、この夜中にipod聞きながら座っていたところ、ランダム再生していた曲がちょうど大事MANブラザーズの『それが大事』に変わった。特に好きな曲ではないが、今この瞬間にして…

『桐島、部活やめるってよ』感想

学ランを脱いで、もう勉強しろと強制されることもなくて、突然鳥かごから放たれたように自由になって、何事も全部自分で選択できるようになったとき、俺は何から順番に並べていくのだろう。 <内容>バレー部の桐島が部活をやめる。その出来事を切り口に、周…

東京の夜を肴に酒を飲む

品川プリンスの最上階にある『トップ・オブ・シナガワ』で酒を飲んできた。ライトアップされた東京タワーと眼下に広がる夜景を眺めながらマティーニを飲んだとしても、とりたてて気の利いた言葉などは出てこなかった。「この窓はいったい誰が拭いているのか…

『太陽は動かない』感想

韓国の企業で日本人技術者が造ったテレビがベトナムで製造され、ヨーロッパで爆発的に売れる。この場合の勝者は誰で、敗者は誰になるのだろうか。このテレビのアイデンティティはいったいどこにあるのか、ヨーロッパで使用されているテレビなのか、ベトナム…

『マイナス50℃の世界』感想

寒い→氷→すべる、これはわたしたち暖かい国に住む人間の連想だったのです。「寒いと氷はすべらない」。これがヤクート人の常識です。 <内容>ロシア語通訳者として著名な米原万里による、シベリア滞在レポート。200年前にシベリアに漂着した日本人の足跡を…

理由なきNew Days

中学生のころにすごく好きだった子が、夢に出てきた。とても楽しい夢だった気がする。目覚めてぼんやりしながら、その子はいま何をしてるのか気になってしまい、名前を検索した。Facebookアカウントが簡単に見つかり、九州で元気に暮らしてることがわかった…

『禁触 a BOY loves a WOMEN』感想

リンコが欲しくてたまらないものが、瑛の中には泉のように溢れ出ている。あたしが失いかけている若さや未来も、無垢な愚かさも。自分がそれをもっていた時は、うっとうしくて邪魔なものだったのに、今はそれが眩しいほど美しく見える。 <内容>14歳の教え子…

『歪笑小説』感想

読めば感動できるけど売れない本と、中身はスカスカだけど売れる本。どっちが我々出版社にとってありがたいかは、いうまでもないだろ。俺たちは売れる本を作らなきゃいけないんだ。じゃあ、どんな本が売れるのか。内容が素晴らしいから売れるってことはある…

『里の木』の桜餅

久しぶりに近所の和菓子屋へ行って、お店のおばあちゃんに会ってきた。間口一間ほどの小さなお店に、さらに小さなおばあちゃんが座っている。和菓子屋『里の木』のおばあちゃんは、今日も相変わらず、かわいらしい。豆大福とうぐいす餅を注文し、家に帰って…